AKIO HASEGAWA

馬賊の馬賊冷やし中華

文・長谷川昭雄

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1300円

『馬賊』東京都台東区雷門2-7-6-1F

 

03-3841-6002

 

11:15-20:00無休

 

浅草「馬賊」は師匠に教えてもらった中華料理店。昨日まであの世に行くときにはここの担々麺を食べてからにしたいと思っていた。

20歳の時に初めて訪れて以来、ここで他を食べたことがなかった。アシスタント時代に自分でメニューを見て決める権利がなかったから。。そんな悲しい理由が発端だけど、20年経った今でも、店に入ったら「担々麺、一つ」と言ってしまうほど大好きだ。

一昨日、青ちゃんと明日香ちゃんが、サマーボーイの取材で食べたら美味かったというから、いつもの担々麺は止めて、この「馬賊冷やし中華」というゴマだれの冷やし中華を頼んでみた。初めての大冒険。この大英断に、店内も凍りついているんじゃないだろうか。

この日、これを食べてる人は他にいなかったけど、かなり美味かった。普通の冷やし中華とは違う、担々麺みたいな辛味が、病みつきになってしまいそう

食べログによると、夏だけのメニューだっていうから、これからは、西では「冷やしねぎソバ」、東では「馬賊冷やし中華」にしよっと。ちなみに日暮里にある姉妹店より、僕は浅草派。

このあと蔵前の「camera」という変な名前の店でアイスコーヒーを飲んだら、いいハーモニー。<馬賊>のあとは「camera」が合う。

http://www.akiohasegawa.com/edits/177/

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茶色のメガネとスエードジャケット

文・長谷川昭雄

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〈THE PARKSIDE ROOM〉というアイウェアブランドのヴィジュアルを製作した。丸みを帯びた眼鏡を好む僕にとっては、ウエリントンタイプは、少し新鮮に見えた。フレームのテンプル部分がかなり細めに仕上がっているからかもしれないし、一時期よりもウエリントンをかけている人が減ったからなのかもしれない。ブラウンは少し大人っぽく落ち着いた印象に見えるから、さらに新鮮に感じる。

合わせているスエードジャケットは、数年前に購入した〈エンジニアドガーメンツ〉のもの。実は僕は、20年位もの間、ライトブラウンのスエードのジャケットが欲しくてずっと探していた。だけど、まったくいいものに出会えずにいた。だから、これを見つけたときは、嬉しくて即購入した。一枚羽織るだけで品良く、適度に男らしく、そして大人っぽくなれるから、まだ持っていない人は、死ぬまでに手にいれることをおすすめする。初夏の涼しい日なら、Tシャツの上に。少しおしゃれしたいなら、シアサッカーシャツの上に着ても、かっこいいと思う。ってこんなに褒めておきながら、申し訳ないのだが、もうこのジャケットは手に入らない。でも、服っていうものには、「似合う、似合わない」という問題があるから、これにとらわれず、自分だけに似合うものを探すほうがいい。

モデルをしてくれたマイケルは、テニスが趣味の17歳。同じ年の他の子に比べて、どんなときでも落ち着いているし、品がある。だから、ブラウンのスウェードジャケットっていう大人にっぽい服でも、いい雰囲気で着こなせているのかもしれない。

GLASSES(THE PARKSIDE ROOM http://www.tpr.jp

SEERSUCKER SHIRT ¥16,000
(SERO/HIGH!STANDARD http://www.hrm.co.jp )

〈ENGINEERED GARMENTS〉SUEDE JACKET IS STYLIST'S OWN

http://www.akiohasegawa.com/edits/98/

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